茨城県

茨城ツーリングキャンプ(いこいの村涸沼キャンプ)

涸沼と聞けばシジミやシーバス釣りを思い浮かべる方が多いと思います。
そのほかにもウィンドサーフィンやグランドゴルフを楽しむことが出来ます。
そしてなんと言ってもキャンプ!涸沼湖畔にはなんと4か所のキャンプ場があります。

いこいの村涸沼 キャンプ場 http://www.ikoinomurahinuma.com/

今回のキャンプ地に選んだのは、茨城県の中部に位置する「涸沼」という汽水湖のほとりにある『HINUMA BASE』です。

『HINUMA BASE』は「いこいの村涸沼」という宿泊施設内の敷地をキャンプ用に区画整備したキャンプ場(キャンプエリア)で、キャンプ場としては最近営業を開始しました。
つまり、出来たてほやほやのキャンプ場です。

そのキャンプ場のチェックインは13時からとなっておりますが、当日現地に到着したのは12時頃で、チェックインの時間まではまだ1時間ほどありました。
そこでキャンプ場の近くにある「網掛公園」(“あがけ”と読みます)で時間を潰すことにしました。

網掛公園は涸沼のほとりにありますが、涸沼と公園の間を歩行者専用の遊歩道が隔てています。

この遊歩道は今回私が利用(宿泊)するキャンプ場(いこいの村涸沼)まで続いており、遊歩道の1.5km先に「いこいの村涸沼」の施設(建物)を望むことができます。
公園内の一角に木陰のスペースがあったので、そこに椅子を出して涸沼を眺めながらセブン-イレブンのコーヒーをすすって時間を潰していました。

公園で時間を潰していたらチェックインの時間が近づいてきたので、キャンプ場に向け移動を開始しました。網掛公園からキャンプ場までは車で2分ほどで到着します。
キャンプ場(いこいの村涸沼)に到着し、まずは敷地の中央に位置する本館のフロントでチェックインの手続きをします。
何処のキャンプ場もそうですが、ここも料金は前払いでチェックイン時に各種オプション料金も含めて全額を支払います。
宿泊料金(キャンプ料金)は楽天トラベルで予約した際にクレジットカード決裁済みだったので、ここではオプション料金のみ支払いました。
今回オプションとして利用したのは、夕食の弁当(エビフライ弁当、1080円)と本館にある大浴場の入浴です。
嬉しいのは一度入浴料(1人700円)を払えば当日の15時~24時、及び翌日の5時~8時半の間は何度でも入浴できることです。

チェックインを済ませた後、キャンプサイトに向かいました。「いこいの村涸沼」の施設全体、及び同キャンプ場の詳細は以下のとおりです。
キャンプ場は合計10サイトで構成されており、うち2サイトはオートサイト、残りの8サイトは車乗入れ不可の区画サイトとなっております。

キャンプ場は2つのオートサイト、そして8つの区画サイト(車乗入れ不可)の計10サイトで構成されていることを(その2)で紹介しましたが、2つのオートサイト(No9と10)です。

オートサイトは駐車場のど真ん中にあり、いくら車が横付け可能で便利といっても、このシチュエーションでキャンプをするのはどうかと思います。そもそも駐車場を眺めていても面白くないですし、駐車場を利用する他の客から丸見えの状態ですからね。
という訳で、お薦めは車乗入れ不可の区画サイト(No.1~8)です。各サイトは8m×8m程の正方形で、単にロープで仕切られているだけです。
プライベート感はないですが、サイト間には2m程の空間(通路)が設けられているので、それ程隣が気になる事はないかと思います。
涸沼に隣接しており、ロケーションは抜群です。
あと、サイトが全面芝生というのも非常に気持ちが良いポイントです。
楽天トラベルの予約サイトではサイト残数が表示されているので、自分以外の客が何組いるのか事前にわかります。
私が宿泊した当日は、私以外の利用客はいないとわかっていましたが、改めてフロントで確認したところその通りで、今回はこの区画サイト全体を貸し切りの状態でした。
事前にサイトNo.を指定できるのかよくわかりませんが、フロントでチェックインした際はNo.1のサイトを案内されました。
他に客がいなかったので、隣のNo.2に変更してもらいました。

ちなみにこの区画サイトから駐車場までの距離は70mほどです。
区画サイトは車乗入れ不可ですが、それ程不便を感じませんでした。

キャンプ場付帯設備について紹介します。
このキャンプ場は元々営業していた宿泊施設の敷地内に後付で作られたため、付帯設備も必要最低限のものしかありません。

炊事場ですが、蛇口は2つしかなく、かつスペースも狭いので、今回のように私しか利用客がいない状況ならば全く問題ないですが、10あるサイトが全て埋まった(利用された)状態だと、この数では全く足りずに炊事場が混雑することが予想されます。
ちなみにバーベキューで使用した木炭の残りは、この炊事場にある専用の壺の中に捨てることができます。

このキャンプ場の最大の難点は、サイト内では炭や焚き火(薪)など火の粉が舞うものは一切使用禁止となっていることです。
サイト内で使用できる火器はガス(ガソリン)バーナーだけです。
炭を使ったバーベキューができるのは、専用のBBQエリアだけであり、ここを使用するには宿泊代(キャンプサイト利用料)とは別に1家族550円が別途必要です。
なお、このBBQエリアも僅か2区画しかないので、利用は早い者勝ちです。
バーベキューをする予定があるならば、キャンプサイトを予約する段階でこのBBQエリアも同時に問い合わせしておくのが良いでしょう。

キャンプ時のトイレは、区画サイトに隣接する建物である「インフォメーションプラザ」内にあるそれを利用することになります。
トイレはウォシュレット・暖房付きで清潔ですが、トイレルームが2室しかないので、先の炊事場と同様にキャンプ場が満室の時はトイレ待ちの列が出来るかもしれません。
仮にそうなった時は、本館内のトイレを使用するという方法もありますが。
Colemanの「アウトドアワゴン」ですが、今回のキャンプで初利用しました。
利用した区画サイトは車乗入れ不可のため、サイトから70m程離れた距離にある駐車場から荷物を運ぶ際に大活躍してくれました。
このアウトドアワゴンは沢山の荷物が運べるので本当に便利ですね。

13時にチェックインしましたが、昼食はまだだったのでテントを張る前にまずは腹ごしらえです。
この日はこれ以降車を運転することがなかったため、この時間(13時過ぎ)から飲酒タイムです。
昼食を食べながら、まずはビールで喉を潤しました。ちなみにこの日の昼食はセブンイレブンのサンドイッチとカレーパンです。ビールと合う食べ物ではないかもしれませんが、“そんなの関係ねえ”です。
キャンプサイトは涸沼のすぐ辺にありますが、下の写真にある遊歩道が両者間を隔てております。
実はこの遊歩道を西に向かって歩いていくと、網掛公園にやがて辿り着きます。

昼食を終え、お腹が満たされたのでテントを張り、今夜の寝床のセッティングをしました。
その後はひたすら飲酒タイムです。
何をするでもなく、開放感のある空間の中で椅子に座り、ただちびちびと酒を飲む。
実に贅沢な時間です。
いつもは時間に追われて生活をしている中、このキャンプ中は何も考えずに、ただただ時間がゆっくりと過ぎ去るに身を任せておりました。
特に深く考えていなかったのですが、今回利用したNo.2の区画サイトが一番長い時間西日が当たっています。
利用した日は10月中旬で、気温はそれ程高くなかったためあまり気になりませんでしたが、真夏であれば他のサイトより早く日陰のエリアができるNo.6の区画サイトがお薦めです。

さて、贅沢な時間を過ごすうち、気付いたら夕暮れ時となっていました。
遊歩道から眺める夕暮れ時の涸沼は美しかったです。
夕暮れ時も過ぎ夕飯の時間になったので、事前に注文しておいたエビフライ弁当を本館フロントに受取りに行きました。
注文した弁当は17:30~18:00の時間帯に本館フロントで受け取るようになっています。
大きなエビフライが2本鎮座しており、かつ揚げたてのためとても美味しかったです。
ソロキャンプでは料理を楽しむ方も多いかと思いますが、私はソロキャンプで一切料理は作りません。
料理を作る時間を酒を飲んでのんびり過ごす時間に充てたいからです。

さて、キャンプ場利用者は入浴料(1人700円)を払えば当日の15時~24時、翌日の5時~8時半の時間帯に本館の大浴場を何度でも利用することができます。
夕食を終えた後、1日の汗を流しに大浴場へ向かいました。

この大浴場(浴槽)の大きな窓からは涸沼を見下ろすことができるのですが、入浴したのが日が暮れた後だったため、残念ながら窓の外はただ暗いだけで涸沼の景色を楽しむことはできませんでした。

本館の大浴場で入浴した後、テントサイトへ戻りました。
その時間で午後8時。
まだ寝るには若干早い時間です。
今回のキャンプで本格デビューさせたコールマンのインフィニティチェアは、最大リクライニング状態にすると顔が真上(空)を見上げる形となるため、その状態で30分以上夜空(星)を眺めていました。
これもまた至福の一時です。

少し肌寒くなってきたためテントの中に入り、この日、自宅にあるブルーレイレコーダーで予約録画した19時のニュース7(NHK)をスマホで遠隔視聴しました。
このテントの中でその日のニュースを見る時間も私は好きです。
視聴し終えたのが21時頃、あとはする事がないのでさっさと寝ました。

翌朝は5時に起き、本館の大浴場に朝風呂に入りに行きました。
キャンプで朝風呂というのも贅沢でいいですね。
入浴後は朝飯にしましたが、私はソロキャンプ時の朝飯はいつもレトルトカレーを食べています。
今回チョイスしたのは新宿中村屋のインドカレー。
レトルトカレーとしてはお値段高めでしたが、正直あまり美味しくなかったです。
次回はセブンプレミアムのレトルトカレーにしようかと思います。
さて、今回3年振りのソロキャンプに行ってきましたが、やはりキャンプは楽しいですね(ただ酒を飲んでいただけですが)。
私は寒さに弱いので今シーズンのキャンプはこれが最初で最後となりますが、次のシーズン(2022年5月~10月)が今から楽しみです。
来シーズンに行ってみたい未訪問のキャンプ場が3つ程あるのですが、訪問した暁にはまた当ブログで報告したいと思います。

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